ESLとはEnglish as a Second Languageの略で、「英語を母国語としない人たちのための英語教育、およびその方法」のことを指します。
General English、Regular ELS、 Power Speakingなど、コース名が異なっていることはありますが、ESLコースで学ぶ内容は下記のスキルです。
● 話す
● 聞く
● 書く
● 読む
● 文法
● 語彙
● 発音
言語の4大構成要素などを含む上記7つのスキルは、それぞれがそれぞれのスキルと連動しています。相手の言葉を「聞き」、自分の意見を「話す」ために「文法」と「語彙」を習い「発音」を鍛える必要があるというのが、その例ではないでしょうか。
ESLでは「話す」ことをベースに他のスキルを学びます。
ですが学んでいくスキルには順番があります。
基礎学習者であれば、まずスピーキングとボキャブラリをレベルアップさせることが、より効果的な学習法だとされています。
はじめのうちは文法的に間違えているかもしれませんが、学習を続けるうちに思ったことが自然と口をついて出るようになり、表現力も身につきます。
最初から一度に全てを学ぼうとしてもつまずいてしまうので、まずは話すことと、単語暗記に集中する事が大切です。
中級レベルの方は「話す」に加えて他のスキルにも力を入れる段階であり、特に中初級(Pre-intermediate)の場合は「読む」スキルを集中的に強化していくことになります。リーディングスキルの学習は次のレベルに上がるまで時間を要するものの、必要なステップです。
中級以上からは実用表現(Real Expression)を学ぶ段階です。
実用表現とは、言わずもがな「ふだんネイティブスピーカーが使用している表現」のことです。
例えば、何か物を盗まれてしまったとき、文法に沿った表現では、「My things have been stolen.」となります。
しかし、実際にネイティブに上記表現を使って伝えた場合、意味は通じるものの、非常に形式的でぎこちなくいわゆる「外国人英語」という印象を抱かれます。
「盗まれた」と端的に表現したいとき、ネイティブであれば「I got robbed.」というような言い方になります。
多くの表現を得て、それを流暢に使用するためには、ネイティブスピーカーとコミュニケーションをとることが大きな効果を生み出します。
授業時間外にも、ネイティブスピーカーが使用する実用表現を真似して自分のものにしていってください。
また中級レベルの学習者は、TOIEC,TOEFL,IELTSなどの世界共通認定の英語能力試験に挑戦する段階でもあります。
更に上の挑戦として、CambridgeやTESOLコースという道もあります。
地盤を固め終わったら、次はぜひ、欧米への留学にもぜひ挑戦してみてください。
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