流暢に英語を話せるだけの力をつけるには、何をすればよいのでしょうか?
とにかくスピーキング力を磨くことにだけ集中していればよいのでしょうか?
学びには順序があります。
その順序を踏まずに次に進んでしまったり、同じスキルばかりを磨いていては、本当に流暢に英語を使いこなすことはできません。順序通り学び、バランスよく力を鍛えていきましょう。
外国人が英語を学ぶ場合にまず重視すべきスキルは、スピーキングとリスニングです。
子供が自然と言葉を覚えるのと同じように、まずは耳で聞き口で真似るところからはじめましょう。
どうしても頭で考えてから完璧な文法で話そう、と意気込んでしまいがちですが、そうすると、逆に表現は文語的になり、イントネーションや滑らかさ、発音のスムーズさなどは損なわれてしまいがちです。
英語初心者の方は、まずは文法のことは忘れ、自分の五感を頼りに英語に触れてください。
中級レベルにさしかかると、文法や語彙にも注意を向けられる余力が生まれます。
黙々とテクニックを学んでいくことは堅苦しくて窮屈ですが、表現力や知識力を増やし、より高度な英語を駆使するためには、文法ルールのおさらいは避けては通れません。
留学をする際は、はじめの4~8週間 (レベルにより期間は前後します)は、スピーキングとリスニングに集中しましょう。
文法や単語が分からなかったとしても、聞こえたことをそのまま受け止め、そして口に出すようにしてください。並行して、授業時間外に単語の勉強も進めます。
留学5~9週目以降は、文法とリーディング、単語(含イディオム等)に軸足をずらし学んでいってください。
リーディングは「音読」 がおすすめです。声に出すことで発音やリスニング、文脈理解の大きな助けになります。
流暢に英語を話せるレベルの人に話を聞いてみると、海外留学で、5ヶ月間程は集中的に勉強した、という話をよく聞きます。実は、そのくらい熱心にすれば英語のレベルアップは実現可能です。
ぜひ自信を持って、学習に励んでいただきたいと思います。