ルソン島北部のバギオに位置するHELP(Husky’s English Language Program)は1997年設立で、フィリピンでスパルタ式教育を最初に採用した学校です。以前はバギオ内に2つのキャンパスを運営しておりましたが、今は1つ。そしてクラークにも1つキャンパスがあります。
ESL・IELTS・TOEIC・ジュニア・ファミリー、と様々はコースを用意しており、老若男女対応可能です。どちらかというとスパルタスタイル、外観はまさに「学校」で、リゾート型やアットホーム型ではない、英語を勉強する場所といった雰囲気です。真剣に勉強をしたい方には大変お薦めしたい学校です。
学校名 | Husky’s English Language Program |
取得承認番号 | TESDA NTR11-15-03-1-001~005 SSP ADD02-022 |
設立年 | 1996年 |
住所 | Lamtang LD, Longlong, La Trinidad City |
電話番号 | +63-74-423-2900 |
学生定員および国籍 | 定員300名(韓国90%、日本10%) |
講師 | フィリピン人、アメリカ人数名 |
日本人スタッフ | 1人 |
学校施設 | 売店・カフェテリア・自習室・インターネットルーム・ジム・バスケットボールコートなど |
寮内設備 | 必要最低限の物のみです。寮内Wi-Fiも使えません(共有スペースのみ可) |
門限 | 月~金曜日:外出禁止、土曜日:24時まで、日曜日18時まで |
他の学校のように既存の建物を改造して校舎としているものではなく、HELPが一から「学校」として建てた建物です。場所は辺鄙で娯楽施設もなく、キャンパスは断崖絶壁の上に建っているため、外界から孤立している印象があります。ドミトリーは一辺倒に部屋が並んでいるので、悪く言えば牢獄のような雰囲気がありますが、部屋自体は広めです。このキャンパスでは、まさに勉強のみを行うことになるはずです。ジムやバスケットボールコート、卓球台もありますが、ほとんど勉強漬けの毎日となるでしょう。
学内に無線LANがありますが、場所が制限されているため自室でインターネットは使用できません。
学内にはクリニックもあり、24時間看護師が待機しているため、何かあった際にも安心です。歯科医の出張検診もあります。
両キャンパス共に、歩いていける範囲には何もありませんので、勉強に集中出来る環境と言えます。ダウンタウンへ行けば大抵の物は揃い、SMモールという大きなショッピングモールもあるため、生活には困りません。
他のエリアの学校と比べ、学内施設や周辺環境が乏しい点は否めません。ですがバギオは大学や専門学校の多い教育都市であるため、優秀な講師や地元学生が多く集まり、それに伴い市民の英語力も比較的高めです。
留学中は、高い意識とレベルの中に身を置くことができるでしょう。
厳しいEOP(母国語禁止ポリシー)が制定されており、日常生活でも英語漬けです。周りに何も無いバギオだからこそ、英語に集中できます。特にLongLongキャンパスは街から離れた場所にあるため、より一層集中が可能です。
自習室も夜中まで開いており、多くの学生が自習をしています。学校が強制するのではなく、自発的に学ぼうという環境がすでにでき上がっており、真面目で真剣な学生で溢れています。そのため学校は、「週末は勉強をせずに遊びに出るように」と学生に促すほどです。
HELPのほとんどの講師は、TOEICやIELTSの公式試験を定期的に受験しています。試験によって高いスキルが保たれると同時に、講師も自身の試験勉強を通して「学ぶ側の気持ち」を理解し、それを学生の指導に活かしています。私たちも授業を受けさせて貰いましたが、とてもフレンドリーで説明は分かりやすく、優秀な講師が多く在籍しているという印象を持ちました。
真剣に勉強をしたい人には最適ですが、遊びのウェイトも重視している方にはお薦めができません。
厳しい学校ですが、延長する方やリピーターが多いのは事実です。